
「小さいうちから英語を始めたほうがいい」とはよく聞きますが、
本当に効果があるの?無理なくできる?と不安な方も多いのではないでしょうか。
かつての私もそうでした。

英語が嫌いになったらどうしよう…と悩んだこともありました。
けれど実際に、おうちで英語にふれる時間を積み重ねていく中で感じたのは、
おうち英語は“英語力”だけでなく、“これからの学び”を支える土台を育てるということです。
この記事では、そんな「おうち英語」の教育的な価値と、英語絵本や日常会話を通じた実践例をご紹介します。
おうち英語とは?
おうち英語とは、家庭で子どもが自然に英語にふれる環境づくりのことです。
ポイントは、“教え込む”のではなく、“楽しくふれる”こと。
高額な教材でなくても、絵本やDVD、スマホの音声などを使って、
子どもが言葉を遊びながら身につける工夫ができます。
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おうち英語が育てる「これからの学びの力」
① 言葉を楽しむ力(=言語感覚の土台)
英語の語順やリズムに耳でふれることで、“なんとなく英語がわかる”という感覚が自然と育ちます。
これは、中学校以降の文法理解やリスニング力にも直結する力です。

リスニングが苦手な生徒ほど、英語音声に触れていない傾向があります。
② 人と関わる力(=非認知能力・自己表現)
“Do you like apples?” という簡単な会話から、
「相手に伝える・相手の反応を受け取る」やりとりが日常の中に生まれます。
その積み重ねは、対話力・集中力・自信といった非認知能力を育てます。
保護者の方が何気なくお子様に質問することで、お子様はそれを真似して相手に質問することもできるでしょう。
③ 世界とつながる力(=多文化感受性)
英語の絵本や映像には、日本とは違う文化の考え方や表現が満載です。
早い段階で「違いを当たり前として楽しむ」経験が、将来の国際感覚や柔軟な思考力につながっていきます。

日本とは違う文化的な感覚に早い段階で触れることができれば、偏見なく世界を見ることができてきます。
英語絵本が子どもにもたらす効果
特におすすめしたいのが英語絵本の活用です。英語絵本を読むことで以下のような効果が得られます。
① 言語センスを育てる
英語絵本は、意味がわからなくても、音・リズム・繰り返しによって
“英語らしさ”を楽しみながら体に染み込ませることができます。
② リスニング・発音に強くなる
子どもは、聞こえた音をまねして覚えるのが得意です。
絵本を聞いてまねする中で、自然とリスニング力・発音の良さが身につきます。
③ 「英語って楽しい」と思える
正しく読めるかどうかではなく、楽しんで触れることが何より大切です。
実践の工夫:こんな方法でもOK!
- 📖 保護者がゆっくり読んであげる(単語の意味は気にしなくてOK)
- 📀 図書館で借りられるDVD付き英語絵本を活用(音読をまかせられる)
- 🤖 写真を撮ってAIに読ませる(AI読み上げアプリやデバイスを活用)
発音に自信がなくても、音声付き教材やデジタルツールを活用すれば、どんな家庭でも始められます。
実際にやってみた!わが家のおうち英語
- 朝のあいさつを “Good morning!” に
- 食事中に “Do you like carrots?” のような質問
- 英語絵本の読み聞かせは週2〜3回(お気に入りは何度も)
「正しく教える」ではなく「一緒に楽しむ」という視点で取り組めば、親子の時間もより豊かなものになります。
おうち英語が将来につながる力
育つ力 | 将来の場面でどう活きる? |
---|---|
言葉への好奇心 | 英語・国語・探究的学習への意欲 |
自己表現力 | スピーチ・発表・英検面接などで発揮 |
異文化理解力 | 国際系進路・グローバル教育との親和性 |
学びに向かう姿勢 | “自分で学び続ける力”のベースに |
まとめ:英語の先にある“学ぶ力”を育てよう
おうち英語は、英語力のためだけの取り組みではありません。
言葉と世界に開かれた、しなやかな学びの姿勢を育てる土台なのです。
家庭の中に“英語のある日常”が少しずつ根づくことで、
子どもはことばを楽しみ、世界をおもしろがり、自信をもって学びに向かっていくようになります。
まずは、絵本1冊から、ひとこと英語から。
できることから、今日から始めてみませんか?
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英語絵本は図書館でも無料で借りられて、絵も可愛いので子供も結構気に入って読んでくれます!飽きたら無理やり読ませようとせず、また読みたいと言ってくれるのを待つようにしましょう!

焦りは禁物!急がば回れの感覚で楽しみましょう! See you! 👋
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