

英文法講座も第7回目となりました。これまでの学びを復習しつつ、新しい学びを取り入れていきましょう!
本記事からわかること
- 未来表現「will」と「be going to」の違い
- それぞれの使い方と意味
- 具体的な使用場面の比較
- 練習問題・ロールプレイで理解を深める
想定読者
- 英語を学び始めた中学生・小学生
- 英語を教える保護者や先生
- 「willとbe going toの違いがわからない」と感じている人
未来を表す2つの表現(will, be going to)
英語では「未来のこと」を伝えるとき、主に2つの表現があります。
- will:その場で決めたことや、これからのことを話すときに使います。
- be going to:すでに予定していたことや、確実に起こりそうな未来を話すときに使います。
will, be going to の後ろは動詞の原形になりますので合わせて覚えておきましょう!
同じ未来表現でも、その使い方には少しばかりニュアンスの違いがあります。もう少し詳しく見ていきましょう!

will = 「意思未来」
will には、名詞として「意志」という意味があります。つまり、話し手の強い意志や、その場の思いつきを表す未来表現です。
例文:
- I will help you.(手伝ってあげるよ)→ その場での申し出
- I will study hard.(頑張って勉強するよ)→ 自分の決意
🎵 Queenの名曲「We will rock you.」も、「お前たちをRock(揺さぶる=盛り上げる)してやる!」という強い意志を感じる表現です。
be going to = 「確定未来」
be going to は、すでに予定がある未来や、その兆候がある未来を表します。
be going が現在進行形であることから、「未来に向かって進行している途中の状態」ととらえることができます。
例文:
- I am going to study English tomorrow.(明日英語を勉強する予定)→ 予定がある
- Look at those clouds. It’s going to rain.(あの雲見て、雨が降りそう)→ 兆候がある

まとめると次のような感じになります。

具体例:
- 旅行番組を見ながら「来月、沖縄に行こうかな〜」と言う → I will go to Okinawa next month.(思いつき)
- 毎年沖縄に行っていて、チケットや宿も予約済み → I am going to go to Okinawa next month.(確定)


同じ表現でも、こんなに差が出るのは面白いですね。
これってwill? be going to? どっちクイズ!
次の文に合うのは「will」か「be going to」か考えてみましょう。
- (思いつき)今日からダイエットしようかな。→ I ____ go on a diet today.
- (予定)来週の火曜日に歯医者の予約がある。→ I ____ go to the dentist next Tuesday.
- (決意)これから毎日単語を10個覚えるぞ!→ I ____ memorize 10 words every day.
- (兆候)空が真っ黒だ!→ It ____ rain soon.
答えが決まったら、下の解答と解説を確認してください!
解答&解説
- (思いつき)今日からダイエットしようかな。→ I will go on a diet today.
- (予定)来週の火曜日に歯医者の予約がある。→ I am going to go to the dentist next Tuesday.
- (決意)これから毎日単語を10個覚えるぞ!→ I will memorize 10 words every day.
- (兆候)空が真っ黒だ!→ It is going to rain soon.

いかがだったでしょうか?正直これは話者の気持ち次第なので難しいですが、ニュアンスで覚えておくと良いでしょう!それにしてもダイエットの意思はなかなか続かないのはなぜでしょう…笑
ロールプレイで実践!
【テーマ:旅行の予定を話す】
A: Where are you going for summer vacation?
B: I’m going to visit my grandparents in Hokkaido.
A: Sounds fun! I think I will stay home this year.
A: 夏休みどこ行くの?
B: 北海道の祖父母の家に泊まりに行くんだ!
A: いいね!自分は今年は家にいることにするよ。
【テーマ:その場での提案】
A: I’m so tired today.
B: I will carry your bag!
A: 今日は疲れよ…
B: 君のカバンを運んであげよう!

実際に読んでみて、自分のアイディアを入れながら会話してみるとより効果的です!
追加練習問題

最後にダメ押しの練習問題で、今日の学びを再確認しましょう!
問題①:
A: I heard you got a new video game.
B: Yes! I (will / am going to) play it tonight!
答え:will
解説: 会話の流れから、その場で「今夜プレイしよう!」と決めているため「意思未来」の will が自然です。
問題②:
Look at those dark clouds! It (will / is going to) rain soon.
答え:is going to
解説: 黒い雲という「根拠」があるので、自然な流れとして起こる未来 → 「確定未来」の be going to が適切。
問題③:
I (will / am going to) start jogging from next week. I already bought new shoes and a watch.
答え:am going to
解説: すでに準備(靴と時計)ができている=未来に向けて動き出しているので「確定未来」の be going to が正解。
問題④:
I forgot my homework… I (will / am going to) call my friend and ask!
答え:will
解説: 忘れたことに気づいて「今、電話しよう!」と即座に決断した場面。→「意思未来」の will
問題⑤:
My family (will / is going to) visit our grandparents next month. We already booked the train.
答え:is going to
解説: 予定がすでに決まっており、具体的に動いている(予約済み) → 「確定未来」の be going to
まとめ
違いの視点 | will(意思未来) | be going to(確定未来) |
---|---|---|
いつ決めた? | 今、その場で | すでに決まっている |
例) | 今からやる! | 予定がもうある |
ニュアンス | 意志・決意を感じる | 自然な流れ、根拠がある |
「will」は思いつきや意志、「be going to」は予定や兆候。使い分けのコツは、“いつそれを決めたのか”。
日本語も英語も言葉ですので、伝え方、伝える言葉によって意味も変わってきます。

しっかり理解して、実際に使ってみることで覚えていきますので、これからもコツコツと英語学習を頑張っていきましょう!See you! 👋
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