

記念すべき第10回目は中学生の99%が嫌いな現在完了形です。笑
中学英語で学ぶ「現在完了形」ですが、多くの中学生が苦手だと感じていると思います。少なくとも私は苦手意識を持ったまま中学校を卒業しました。笑
中学校では、「継続・完了(結果)・経験」などの用法に分かれていて、日本語にはない形なのでなんだか難しそうに感じてしまうのも無理はありません。
でも、本質はとてもシンプルです。
現在完了形とは、「過去の出来事が、今の状態に影響している」ことを表す文型です。
つまりこういうこと:
現在完了形 = 過去+現在(ただし、今が主役!)

今回はそのしくみを感覚的に理解できるよう、場面・形・使い方・違い・練習問題まで、ぜんぶまとめて解説します!
こんなとき、英語でどう言えばいい?
- 「もう宿題終わったよ!」
- 「このゲーム、3回クリアしたことある」
- 「雨、1時間ずっと降ってる」
これらの文に共通しているのは、過去の出来事が今の状態に続いているということ。
これこそが現在完了形の出番なんです!
現在完了形の作り方とその意味
主語+have/has+過去分詞
過去分詞ってなに?という方は、「動詞の3番目の形」と思ってOKです。

例文を見てみましょう:
- I have finished my homework.(宿題が終わった → 今終わった状態!だから遊べるよ!)
- She has visited Kyoto three times.(京都に3回行ったことがある→京都旅行のプロ!)
- It has rained for an hour.(1時間ずっと雨が降っている→グラウンド状況は酷いかな…)
すべて「過去に始まったこと」が「今も関係ある」ということが表現できます。

過去と現在とのつながりを意識することが大切です!逆に言えばそれだけです!笑
よく出てくるセットの言葉
現在完了形と相性がいい単語はコレ!
- already(すでに)
- just(ちょうど)
- yet(まだ〜していない)※否定・疑問で
- since(〜以来ずっと)
- for(〜の間ずっと)
- ever / never(今までに/一度も〜ない)
- once / twice / three times(回数の表現)
例:
- I have already eaten lunch.
- He has never been abroad.
- We have lived here since 2020.

テストでこれらの単語が出てきたら現在完了形を疑ってみてもいいですね!
過去形との違いをタイムラインで比較!
過去形:過去にあった出来事。今とはつながらない。
現在完了形:過去から今へ“つながりがある”出来事。

ポイントは、「今の状態を伝えたいときは現在完了形」を使うということ!
過去形と現在完了形の例文比較
過去形 | 現在完了形 |
---|---|
I lost my key. | I have lost my key. |
(鍵をなくした。いつか) | (今も鍵がない状態) |
She went to Kyoto. | She has been to Kyoto. |
(行ったのは昔) | (行ったことがある経験) |
「いつ?」が重要なのが過去形
「今どうなってるのか?」が重要なのが現在完了形
練習問題:どちらを使う?
次の文の( )に入るのはどっち?
- I ( ) lunch at 12:00 yesterday. a. ate b. have eaten
- I ( ) lunch already. a. ate b. have eaten
- She ( ) in Tokyo since 2018. a. lived b. has lived
- They ( ) to the park last Saturday. a. went b. have gone
- He ( ) this movie three times. a. saw b. has seen
- I ( ) my key! I can’t find it. a. lost b. have lost
- My brother ( ) a bike when he was six. a. bought b. has bought
- We ( ) just ( ) the game. a. finished b. have finished
- She ( ) her homework yet. a. didn’t finish b. hasn’t finished
- I ( ) to the sea last summer. a. went b. have gone
解答と解説
- a. ate → 「yesterday」=過去の特定 → 過去形
- b. have eaten → 「already」=今に注目 → 現在完了
- b. has lived → 「since 2018」=継続 → 現在完了
- a. went → 「last Saturday」=過去の特定 → 過去形
- b. has seen → 「three times」=経験 → 現在完了
- b. have lost → 今も鍵が見つからない状態 → 現在完了
- a. bought → 完全に過去の話 → 過去形
- b. have finished → 「just」=今 → 現在完了
- b. hasn’t finished → 「yet」=まだ→ 現在完了の否定形
- a. went → 「last summer」=過去の特定 → 過去形

全問正解できたでしょうか?できなかった人は、ぜひ記事をもう一度読み返してみてくださいね!
まとめ:現在完了形は「今」に注目する英語
- ✔︎ 過去の出来事が「今の状態」に関係していれば現在完了形
- ✔︎ 過去の“いつか”だけを言いたいなら過去形
- ✔︎ 「since, for, just, already, yet, ever」などに注目!
文法だけで覚えようとすると難しいけど、「今どうなっているか?」という気持ちで考えれば、とってもスッキリ理解できますよ!

現在完了形でつまづいている中学生は非常に多いと思います。でも本質を理解していればもうそんなに迷うことはありません!これからも一緒に勉強していきましょう! See you! 👋
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