小学校英語はどう変わった?保護者が知っておきたい授業の実態と家庭でのサポート方法

英語学習

小学校で英語?何してるか分からない…

ママ
ママ

今って小学校から英語を学ぶんでしょ?私たちの時代とは全然違うから何をしているか分からない…

パパ先生
パパ先生

小学校英語で何をしているかよく分からない、変わったとは言われているけどどう変わったかよく分からない…こうした疑問に中学校教師と二児のパパであるパパ先生が丁寧に答えていきます!


小学校英語は音声中心!

  • 2020年度から英語が「教科化」(小5・小6は通知表に評価)
  • 小3・小4も「外国語活動」として週1回導入
  • 音声重視:「聞く」「話す」が中心
  • 読む・書くは後半から段階的に導入
  • ALTと担任のチームティーチングが主流
パパ先生
パパ先生

地域によっては、小1から始まっているところも多いです。とにかく時間をかけて英語を話せる日本人を作ろうと、国が一生懸命整備を整えていることがわかります。笑


小学生がつまずきやすいポイントとは?

  • 答えが一つではないため「正解思考」の子が混乱しやすい
  • 発音とスペルのズレ(例:appleの発音とつづり)
  • 覚える単語やリズムのスピード感に戸惑う
  • 「何のために学んでいるのか」が見えづらい
  • ゲームから学習への転換期が必ず訪れるためギャップに苦しむ
パパ先生
パパ先生

小学校英語は、特に低学年だとお遊びでやっている感覚が強いので、学年や年齢が上がっていくとギャップに苦しむ児童・生徒が多くなっていくことにも納得です。


保護者がしておきたいサポート3選

1. 英語は“聞くこと”から|生活に取り入れて耳慣れを

YouTubeで英語アニメや絵本を流したり見せたりすることで、音声を自然に受け入れられることができます。たとえ音声では理解できなかったとしても、視覚的にわかる内容であれば内容を勝手に理解しようと脳が働いてくれるものです。おすすめは、「Peppa Pig」「しまじろうEnglish」などが取り付きやすいです。

2. 英語への“心理的ハードル”を下げる声かけ

「間違えてもいい」「完璧じゃなくてOK」と伝える安心感を保護者の方から(もちろん先生も)伝えてあげるといいと思います。間違うことは恥ずかしいことではない、間違うことは成功するための第一歩であることを常に言い聞かせていく必要があります。そのためには、保護者(あるいは先生)があえて間違えたり、堂々とたどたどしい英語を話してあげたりすることで、心理的ハードルは解消されていくでしょう。

3. “英語を使って何かする”遊び体験

買い物ごっこ、料理、おままごとで英語の表現を自然に使うことも必要です。体験しながら学ぶという行為は、実生活で英語をそのまま使う何よりの学習になります。英語を学習することが目的になってしまいがちですが、英語を学習して何をしたいのか、をはっきりさせておくと良いと思います。

パパ先生
パパ先生

英語はあくまでも手段です。それを使って何をしたいのかがわかっていれば、どんな英語を学ぶのかもはっきりしてきます。


実際の授業ではどんなことをしているの?

  • 小3~4:歌・ジェスチャー・TPR活動中心(英語の指示に動きで反応)
  • 小5~6:自己紹介・買い物・発表活動などで実用的表現に触れる
  • 文法は教えず、感覚的に英語を“使う経験”を重視
パパ先生
パパ先生

最近では「教えない授業」が主流となっています。先生の指示を聞いて、ペア活動やグループ活動を通して自ら主体的に知識や能力を得ようとする姿が求められています。

文法事項でも細かい用語は教えず、「目的・場面・状況」を細かく設定しどんな英語をどんな調子で話すことが適切かを考える必要があります。そうした素地を小学校で養うことが求められています。

そのために、先生たちは英語の知識や内容をゲーム化して、児童・生徒たちに楽しく学んでもらおうと頑張ってくれていますね。


小学校英語と中学校英語の“ギャップ”をどう埋める?

小学校では「自由に話す・間違えてもOK」という空気の中で学ぶことが多いです。一方、中学校では「正しく書く・読む・文法的に合っているか」が強く求められます。それが評価や高校受験に繋がっていくからです。

この急激な変化に戸惑い、「英語が苦手」と感じてしまう生徒も多いのが現実です。

パパ先生
パパ先生

受験のために英語検定を受験する生徒も多いですが、やはり求められるのは「正確に読む力・正しく書く力・論理立てて話す力」です。自由になんとなく伝わる英語ではなくなってしまいます。

✅ 家庭でできる橋渡しサポート:

  • フォニックスや音読などで音と文字を一致させる練習
  • 「読むことは書くことにつながる」ことを意識して、短い単語から声に出して読ませる
  • 英語を書くときにも、「読める→書ける」の感覚を丁寧に育てる

この“音声と文字の一致”こそが、英語学習において非常に重要な土台となります。

音と文字が一致していれば、読む時も書くときも間違えずに済みます。一方で、音と文字が一致していないと、適当なスペルになってしまったり、ローマ字で書く癖が抜けないままになってしまうことが予想されます。

🧒 おすすめ教材:『あいうえおフォニックス』

音と文字の一致のためにオススメなのは、「あいうえおフォニックス」です!

『あいうえおフォニックス』は、日本人の英語初心者向けに開発されたフォニックス教材で、以下の特徴があります:

  • ひらがなを活用した学習法:英語の母音を日本語の「あいうえお」に対応させることで、音と文字の関係を直感的に理解できます。
  • YouTube動画との連携:可愛らしいキャラクター「アリー」と「ファジー」が登場する動画で、楽しく発音を学べます。
  • 書籍との併用:書籍にはQRコードが付いており、動画と連動して学習を進めることができます。

この教材は、英語の音と文字の一致を自然に身につけることができ、小学校英語と中学校英語の橋渡しとして最適です。家庭での英語学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。

👉 あいうえおフォニックス公式サイト

👉 あいうえおフォニックス – YouTube


家庭でやりすぎは禁物?教えすぎない、無理しない。

  • 教え込みすぎず、親子で楽しめる形を大切に
  • 間違いを責めず、気軽に「聞く・話す・書く」機会を用意する
  • 週に1〜2回の“英語で遊ぶ時間”でも十分な効果あり

まずは子供に紹介するレベルから始めてみてはいかがでしょうか。「見ることが宿題」になってしまうと、学習が「やらされているもの」になってしまいます。自分の意思に従って楽しくみている方が、学習効率も段違いです。


まとめ|「できる」より「好き」の気持ちを育てよう

小学校英語の目的は音声中心で、かつ英語に対して“親しみ”と“自信”を育てることだと思います。

まずは小学校で楽しく英語を学んで自信をつけさせましょう。そのためにはYouTubeを最大限活用する方法もありますし、スポーツを通して体験的に学ぶ方法もあります。

よろしければこちらの記事も参考にしてください。

そして、中学校の英語につながる橋渡しとして、家庭での“音と文字のリンクづけ”や“英語に触れる習慣”が重要になってきます。

家庭でできることは「教える」より「一緒に楽しむ」。その姿勢こそが、英語が「好き」で「使える」子どもを育てる最良の方法です。

パパ先生
パパ先生

学習におけるプレッシャーは「圧」そのものです。親としても、できれば楽しく笑顔で学んでいって欲しいと思います。まずは親も一緒に楽しんで、そして「できなかったこと」「できたこと」を共有していくことで支え合いながら楽しく学習することができるようになると思います。これからも楽しく学んでいきましょう。See you! 👋

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