非認知能力を育てると学力も伸びる?英語の授業からできる“心の力”の育て方

育児

こんな悩み、ありませんか?

  • 「うちの子、集中力がなくて勉強が続かない…」
  • 「テストの点数は悪くないけど、協調性や我慢強さが心配」
  • 「友達とのコミュニケーションがうまくいっていないように感じる」

そんなよくある悩みに対して注目したいのが、非認知能力です。

パパ先生
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子育てをしていると様々な悩みが尽きないと思いますが、この記事を読むことでその解決の糸口を見つけることができます!


非認知能力ってなに?

非認知能力とは、テストの点数など数値で測れる「認知能力」とは違い、

  • 自己理解、他者理解
  • 感情のコントロール
  • 協調性ややり抜く力
  • 自己管理力
    など、“目に見えにくいけれど将来に大きく関わる力”のことです。

学校生活や家庭学習の中で育つこの力は、実は学力の向上にも深く関係していることがわかってきました。

例えば学校ではこんな子たちが特徴的です。

  • 元気に挨拶することができる生徒
  • 友達が困っていたら助けることができる生徒
  • 身の回りの整理整頓ができる生徒
  • 積極的に自分の意見を言うことができる生徒
  • 間違いを恐れずチャレンジすることができる生徒
パパ先生
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これらが全てではないですが、一因であることは否定できません!

なぜ非認知能力が学力につながるの?

国内外の研究データが証明

🔍【シカゴ大学・ヘックマン教授の研究】

  • 幼少期の非認知能力(やる気・自信・粘り強さ)が高い子どもは、将来の学歴・収入に大きな影響を受けることが判明
  • 「継続的に学ぶ力」が学力向上に直結

🔍【ベネッセ教育総研】

  • 「努力すればできるようになる」と思っている子どもは、英語や算数の得点が高い傾向

🔍【マシュマロテスト】

  • 目の前の誘惑を我慢できる(自制心)子どもは、後の人生で学力・学歴が高いという追跡調査結果

日本の教育政策にも明記

新学習指導要領(2020年度より全面実施)では、以下のように明記されています。

「学びに向かう力・人間性」=自己調整力や粘り強さの育成を重視(以下省略)

総則や各教科の目標にも、

  • 学習の振り返り
  • 自分で課題を見つけ粘り強く取り組む
  • 協調的な学び
    といったキーワードが並んでいます。

つまり、非認知能力は“今の学力”だけでなく、“これからの学び方”にも不可欠な力なのです。

パパ先生
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これらの研究や結果からも分かるように、生徒にとって大切なのは学ぶ内容よりも、それに向かってどう取り組んでいくか、どのような姿勢でいるべきか、ではないでしょうか。

関連リンク


英語の授業は非認知能力を育てるチャンス!

英語の授業で行う「自己紹介」や「ペアワーク」、実は

  • 他者との関係構築
  • 共感力
  • 自己表現力
    などの非認知能力を育てる絶好の機会です。

英語の会話練習で得られるもの

  • “What is your favorite food?”(好きな食べ物は?)
  • “What are you going to do tomorrow?”(明日何するの?)
  • “When is your birthday?”(誕生日はいつ?)

→ 英語を使いながら相手を知るきっかけに。
→ 友達になる前の“会話の入口”になる。

「授業中にそんなこと聞くの?」「そんなこと聞いてどうするの?」

と思うかもしれませんが、こうした小さな対話の積み重ねが、

  • クラスの雰囲気を良くする
  • 自己肯定感や人間関係の満足度を高める
    → クラス全体が学びやすい環境へとつながります。
パパ先生
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逆に言えばこのような質問は英語の授業以外ではなかなかしづらいと思います。英語という外国語を使うからこそ、聞ける内容ではないでしょうか?

家庭でできる非認知能力の育て方

「学校だけじゃ足りないのでは?」という声に、家庭での具体的な声かけもご紹介。

今日からできる!非認知能力UPの声かけ例

  • 「自分で計画立てられたね!えらいね!」→ 自己管理力の育成
  • 「最後までやりきったの、すごいね!」→ 粘り強さの育成
  • 「お友達に『ありがとう』って言えてて素敵だったよ!」→ 社会性・共感力の育成

英語の家庭学習にも応用!

  • 英語の宿題を頑張った後に「どこが大変だった?どう工夫したの?」と聞く
  • 英語絵本を読みながら「この子どう思ってるかな?」と感情を想像させる
    → 思考力+共感力が育ちます。
パパ先生
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同じ宿題をただ行うだけなら、せっかくなので一緒にそうした思考力・共感力も育ててみませんか?もちろん英語以外でもOKです。笑

保護者・教員に伝えたいこと

非認知能力は「テストに出ないから意味がない」ではなく、

むしろ

  • 学びの土台となる力
  • 子どもが社会で生きるための“生きる力”

として、今後ますます重視されていく分野です。

英語などの教科学習と並行して、

  • 自己管理
  • 粘り強さ
  • 協調性
    を育てていくことが、結果として学力向上にもつながります。

まとめ

非認知能力は、英語などの教科学習とも深く関係し、「学ぶ姿勢」をつくる土台となります。

学校や家庭での小さな関わりの積み重ねが、将来の大きな学びの差につながります。

「テストの点数だけでは測れない力」こそ、今、育てていきたい力です。

パパ先生
パパ先生

測れない力だからこそ、継続して振り返りが大切です。定期的に同じ話をすることも大切ではないでしょうか?ぜひ今日から試してみてください!See you! 👋

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