
🌸 勉強しない子どもに悩む親御さんへ
「うちの子、家で全然勉強しないんです…」
これは保護者の方からよく聞く言葉です。心配するのも当然です。でも、学校現場で子どもたちを見ていると、勉強よりも大切なことがたくさんあると実感するのです。

心配になるのもわかりますが大丈夫です!もっと大切なことができています!
✨ 教師として感じる「助けたくなる生徒」とは
成績が良い子どもはもちろん素晴らしいです。きっと学校でも塾でも、そして家庭でもしっかり勉強に励んでいるのでしょう。クラスにいたら授業も助けてくれるし、1人でもいるとありがたい存在です。
でも、教師として「最後になんとか力になってあげたい」と思うのは、次のような子どもです。
- 相手のことを気遣える子
- 自分から挨拶ができる子
- 一生懸命に取り組もうとする姿勢がある子
成績では測れない「人間力」を持っている子にこそ、周囲は心を動かされ、自然と応援したくなるのです。

もちろん、学力が高くてこうした力を持っている子もいます。でもそれは非常にレアなケースです。
今回は学力または人間力、どちらかしか持っていなかったら?という前提でお話をしていきます。
🤓 今は「学歴よりも人間力」の時代
かつては「学歴こそが人生の切符」と言われてきました。しかし、現在は社会全体が大きく変化しつつあります。
- ✅ 大学入試では「総合型選抜」が増加
- 学力試験だけでなく、面接・小論文・プレゼンなどを重視
- 「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」が評価対象に
- ✅ 企業も「人柄」や「コミュニケーション能力」を重視
- 「人に好かれる力」が、結果的に仕事の成果や人間関係を左右する

出典:早稲田より慶應が狙い目?入試の新潮流「総合型選抜入試」必勝法をプロが伝授(ダイヤモンド・オンライン)

出典:【2025年最新】総合型選抜(旧AO入試)に強いおすすめの塾17選(塾選)
つまり、勉強が苦手でも「人間力」があれば、未来の選択肢は広がるのです。

誤解がないように言いますが、学力があるに越したことはありません。学力があって、コミュ力もある。要は最強というやつです。笑
🌟 「人に愛される力」とは?
子どもたちが将来社会で生きていく上で、最も大切になるのは「人に愛される力」だと私は考えます。
具体的な力
- 明るく元気に挨拶ができる
- 相手の話をしっかり聞ける
- 何事も前向きに取り組める
- 自分のことよりも他人のために頑張れる
- ミスしても素直に謝れる
こうした力は、家庭や学校での小さな積み重ねから育っていくものです。

小さい時からの積み重ねが将来の人間力を形作るのです。
🏡 家庭でできる「人間力を育てる」関わり方
家庭でももちろん「人間力」を育てることができます。具体的には次の通りです。
子どもの「好き」を否定しない
- 興味のあることをとことん語らせる
- 「そんなことやってないでとっとと勉強しなさい」はNGワード
会話の量を増やす
- テレビを見ながらでも良い、日常会話が人間関係の土台に
- 「今日どうだった?」よりも「何か楽しいことあった?」など具体的な質問を
親も「完璧じゃない姿」を見せる
- 苦労や失敗、努力している姿は立派な教材
- 子どもに「大人も頑張ってる」と伝えることが、やる気を育てる
ダメなことはダメと伝える
- 叱ることを恐れず、筋を通す
- ルールを守ることの大切さは、人間力の根幹

最終的には親子も人と人です。分かり合えない時もあるし、なんかわかんないけど好きに感じることもあります。
🚀 学校は「人間力を磨く場所」
私たち教師の仕事は、テストの点数を上げることだけではありません。言って仕舞えば、それは塾の役割です。集団の中や限られた空間でしか身につかないこともあります。
- 集団の中での過ごし方
- 思いやりを持って人と関わること
- 努力を継続する力
- 自分で考える力
こうした力を、日々の授業や活動を通して伝えていきたいと考えています。
だからこそ、成績が良くなくても一生懸命な子どもたちには、心からエールを送りたいと思うのです。
✨ 親の安心が、子どもの成長につながる
子どもが勉強しないことで不安になる気持ちは、親として当然です。
でも、それよりもずっと大切なのは、
「あなたはあなたのままで価値がある」
と伝え続けること。
その言葉が、子どもにとっての自己肯定感の源になり、結果として学習や行動にも良い変化をもたらしていきます。
焦らず、比べず、信じて見守る。
それが、いちばんの応援なのかもしれません。

まずは親がしっかり応援する。これが子供の頑張る姿に直結します。焦らずゆっくりと頑張っていきましょう。See you! 👋
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