
最近では、ランドセルの重さや猛暑による体調管理の観点から、「教科書を学校に置いてもよい」という方針をとる自治体も増えてきました。そのため、夏休み前にはまとめて教科書やノートを持ち帰る子どもも多いのではないでしょうか。
今回は、そうしたチャンスを活かしてお子様の普段の学校での様子を見るためのポイントをお伝えいたします!

なかなか学校のことを話してくれない子でも、そうした学校で使っているものから様子を観察することができるようになります。
📚 教科書やノートをチェックする理由
普段、家庭ではなかなか見ることのない教科書やノート。これらを丁寧にチェックしてみると、子どもが学校でどのように学んでいるかが見えてきます。
- 📖 教科書の状態:落書きが多くないか?ページの折れや破れは?
- 📝 ノートの使い方:書き方が雑になっていないか?見直しがされているか?
- 🖋 授業中のメモ:大事なポイントを記録している?板書をきちんと写している?
ノートや教科書は、お子さんの「学習姿勢の鏡」ともいえます。チェックした上で「よくがんばってるね」「ここ、工夫できそうだね」といった声かけができれば、自然と学習意欲も高まるはずです。

消しゴムできちんと消えていなかったり、ぐちゃぐちゃに文字を塗りつぶしてノートを書いたりしている場合は、思考が整理されていない可能性が高いです。
教科書やノートの様子を見て、お子様の困り感なども汲み取ることができるようになります。
👟 上履きのチェックも忘れずに!
そして意外と忘れがちなのが「上履き」です。 中学生にもなると、夏でもなかなか上履きを持ち帰らず、久々に洗うことになる家庭も少なくないでしょう。
この機会に以下の点も確認してみましょう。
- 👣 踵がつぶれていないか
- 🧼 汚れやにおいがひどくないか
- 🧦 靴下と一緒に脱ぎっぱなしになっていないか
特に「踵つぶし」は、見た目の印象が悪く、高校入試の面接や学校見学でもチェックされるポイントのひとつです。 普段の生活習慣がにじみ出る部分だからこそ、意識させておきたいですね。

私もかつて高校入試の面接官をしていたときは、踵の履き潰しがないかチェックしていました。やけに真新しい靴だと、逆に目立ってしまいますね…。笑
👀 夏休みは「学びと生活」の見直しチャンス
夏休みは、子どもの生活や学びを客観的に見直す絶好のチャンスです。 学校から持ち帰ったものをただ「片づける」のではなく、「見て、気づき、声をかける」という視点をもつだけで、子どもとの関係も、学習への向き合い方もぐっと変わってきます。

夏休みはお子様が家庭で過ごす時間が必然的に増えていきます。だからこそ、家庭での過ごし方や関わり方次第で夏休み中に変わるきっかけにもなり得ます。
ぜひ、いろんな視点・角度からお子様の学校の様子を看取って、適切な声掛けをしてあげられるとベストですね。

夏休み中に気をつけたいことなど、今後は夏休みの学習や過ごし方についての記事をいろいろ書いていきたいと思います。ぜひお楽しみに!See you!
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