
1. はじめに|宿題を見る目が変わると、子どもも変わる
「宿題、ちゃんとやったの?」
つい言ってしまいがちなこの一言。でも、その声かけひとつで、子どもの意欲は大きく左右されます。
特に夏休みは、学校から離れる時間が長く、自分で学びのペースを作らなければなりません。
そんなときに、保護者の関わり方=スタンスが、子どもにとっての「安心」や「やる気」の源になることも多いのです。

宿題を全くやらない子どもに対する親の声かけ。どうすれば、自主的にやってくれるようになるのか、一緒に考えていきましょう。
2. 子どもの宿題へのモチベーションは“見守られ感”で育つ
子どもは、誰かに見られていることで頑張れることがよくあります。
それは監視ではなく、「ちゃんと見てくれている」「気にかけてもらえている」という安心感です。
- 「よく頑張ってるね」と声をかけてもらう
- 「今日は何をやったの?」と聞いてもらえる
- 「一緒にスケジュール考えようか」と寄り添ってもらう
こうした小さな関わりが、子どもの“やろう”という気持ちを後押しします。

まずはモチベーションをしっかり上げてあげること。ちゃんと見てもらえている、と理解できると次に繋がることが多いです。管理しすぎると返ってやらなくなってしまうこともあるので、ちょうど良い塩梅を見つけていきましょう。
3. 忙しい保護者でもできる関わり方
とはいえ、「毎日忙しくて宿題まで見られない」という声も当然あります。
そんな時は、“時間よりも言葉”での関わりが有効です。
✍️ こんな声かけが効果的!
- 「今日はどんなことをやったの?」(興味を示す)
- 「ここまでできてるのすごいね!」(努力を認める)
- 「難しかったら相談してね」(助けになる姿勢を見せる)
※逆に、「なんでやってないの?」「ちゃんとやれって言ったでしょ」などの叱責は逆効果になりがちです。

責めらながらやる宿題…考えただけでも地獄ですね。笑
4. 宿題の“目的”を、保護者も理解しよう
宿題の目的は「全部こなすこと」ではなく、自分のペースで学習習慣を育てることにあります。
以下のような意識で接することが大切です。
✅考え方 | ❌避けたい思考 |
---|---|
一緒に振り返る時間を持つ | 勉強は子どもだけの問題と突き放す |
結果よりプロセスを認める | 点数や量だけを評価する |
無理のない目標を一緒に考える | 「全部できなきゃダメ」と思い込む |

夏休みは長いです。そして夏休みは子どもにとって遊べる貴重な時間です。貴重な時間を、宿題だけやらされるのでは嫌になってしまいます。
5. 忙しくてもできる「やさしい関わり方」実例
- 📅 月曜に「今週の予定」を一緒に立ててみる
- 📸 宿題の完成写真を送ってもらう
- 📔 ノートを1ページだけ一緒に見て感想を伝える
- 🗣「また一緒に頑張ろうね」と未来に期待を持たせる
短い時間でも、心のつながりを大切にした関わりが、子どもの学びを支える土台になります。

継続的な学びを支援する、できなくても叱らない、そうしたイメージを持って一緒に進んで行ってみてはいかがでしょうか。
6. まとめ|“できたこと”に目を向けると、次につながる
子どもにとって、「がんばったことを見てもらえた」「応援してくれる人がいる」という経験は、
将来の学びにも通じる、かけがえのない力になります。
できなかったことを責めるよりも、できたことを認めてあげる。
それが、夏休みの宿題を「苦しみ」ではなく「成長の場」に変える第一歩です。

繰り返しになりますが、子どもにとって夏休みは貴重な遊べる時間です。普段できないことをやる、大切な時間です。宿題も大事ですが、それ以上に親子の関わりも大事にしながら宿題という継続的な学びを支援してもらえたらと思います。See you! 👋
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