1日10分で変わる!英語リスニング力を伸ばす超シンプルな習慣

生徒
生徒

今回もリスニング全然聞き取れなかった…

パパ先生
パパ先生

そうだったんだね。リスニングって難しいよね…。

英語のリスニングテストが終わった後、そんな風に肩を落としたことはありませんか?教科書は読めるのに、音声になった途端わからなくなる。そんなあなたは決して一人じゃありません。

この記事では、以下の内容をお伝えします:

パパ先生
パパ先生

この記事を読み終わる頃には「自分にもできそう!」と思えるようになります!

英語が聞き取れないのは才能のせいじゃない

英語が聞き取れないのは、あなたの耳が悪いからでも、才能がないからでもありません。

問題は、私たちの脳が「日本語を処理する方法」で英語を理解しようとしているところにあります。関西学院大学の門田修平教授の研究によると、シャドーイング(音声を聞きながら同時に発音する練習)が脳の「音韻ループ」という言語処理システムを活性化し、リスニング力向上に科学的に効果があることが明らかになっています。

音韻ループとは、脳の中で言語情報を一時的に保持・処理する仕組みのことです。電話番号を覚えるときに心の中で繰り返すのも、この機能が働いているからです。

パパ先生
パパ先生

正しい方法で練習すれば、誰でも必ず「英語が聞こえる脳」を作ることができます。

なぜ聞こえない?日本語脳と英語音のギャップを知る

原因① 文の意味を後ろから処理してしまう

あなたの英文理解の方法は次のうちどちらでしょうか?

学校の英語では、日本語の語順に合わせて英語を「後ろから」訳す癖がついています。

例えば、”I went to the store to buy some milk.” という文を、多くの人は「私は〜のために店に行った、ミルクを買う」という風に後ろから理解しようとします。

しかし、英語を聞きながらリアルタイムで意味を理解するには、「私は行った→店に→買うために→ミルクを」という順番で、頭から処理していく必要があります。

対策: 頭から英語を理解する練習(チャンクリーディング)を繰り返すことで、英語の順序で処理する力が身につきます。

チャンクとは「意味のかたまり」のことです。文を細かく区切って理解する方法で、例えば “I went to the store / to buy some milk.” のように区切ります。

原因② 聞き取った英語をメモする癖が逆効果に

リスニング中に聞こえた単語を書き留めようとすると、その間にも音声は進んでしまい、内容を逃しやすくなります。

パパ先生
パパ先生

リスニングテスト中に一生懸命メモを取って、結果的に全体の流れを見失ってしまう子が多いです。

対策: 「頭の中でざっくり意味をつかむ」訓練が有効です。メモよりも「文脈で予測・想像」する力を育てましょう。

もし「メモなしで覚えられるか不安…」と感じる方は、まずは短い文章(30秒程度)から練習してみてください。徐々に慣れていけば大丈夫です。

原因③ 一言一句聞き取れない=わからないと思い込む

完璧に理解しようとする姿勢が逆効果になることもあります。実際、日本語でもすべての言葉を正確に聞いて理解しているわけではありません。

パパ先生
パパ先生

友達との会話で、相手が言った言葉を100%、正確に覚えていますか?英語も同じですよ。

対策: 「分からない単語があっても流してOK」「分かる単語+文脈」で意味を推測するクセをつけることが大切です。

英語の音が変わる!ネイティブの発音の秘密を知ろう

ネイティブの英語が”速く”聞こえるのは、実は話すスピードが早いからではありません。発音が変化しているからです。ここを知らずに学ぶと、いくらCDを聞いても聞き取れるようにはなりません。

音の変化① リエゾン(音の連結)

語と語の音がつながって「まるで違う音」のように聞こえることを指します。

例文実際の発音
“My name is”[my nay miz]
“What are you doing?”[whatcha doing?]
“Go away”[go(w)away]

音の変化② リダクション(音の脱落)

特定の音が消えたり弱くなったりすることを指します。

例文実際の発音変化
“Give it to me”[g’v’ t’ me]“it”の”t”が落ちる
“Bread and butter”[bredn buddr]“and”がほぼ消える

対策: 音声変化を学ぶだけで「知ってる単語なのに聞き取れなかった」が大幅に減ります。

「こんなに変化するなんて知らなかった!」と驚く方も多いと思いますが、これは英語の自然な現象です。むしろ、これを知ることで「なぜ聞き取れなかったのか」の謎が解けてスッキリするはずです。

脳が英語をつかまえる!リスニング力UPのコツ5選

コツ① 1日10分英語を音で浴びる

シャドーイングやオーバーラッピングを取り入れて、「聞く」+「口に出す」をセットにしましょう。

内容を知っている教材を使うのが初心者には◎です。私の娘も最初はアニメの英語版から始めて、今では普通に英語が聞き取れるようになりました。例えば、ディズニーは非常にわかりやすいです。

オーバーラッピングとは、音声と同時に発音する練習のことです。シャドーイングよりも簡単で、初心者におすすめです。

コツ② シャドーイングは目的別に使い分ける

学習者のタイプおすすめ教材学習法
意欲の高い上級者初見の教材シャドーイング
初心者・苦手意識がある既知の教材シャドーイング+リピテーション

📌 重要: 音韻ループ(音の処理システム)を刺激する練習が、脳にとっての「英語モード」を育てます。

リピテーションとは、音声を一度聞いてから、一時停止して真似して発音する練習のことです。

コツ③ 書かずに聞く→頭の中で要約する練習

リスニングテスト中に書き取りをすると、次の文を聞き逃すリスクが高くなります。

パパ先生
パパ先生

書かずに「頭の中でざっくり3つくらいのポイントに要約する」練習を日頃からしましょう。

例:天気予報を聞いて「明日は晴れ、気温は25度、風は弱い」のように3つのポイントでまとめる。

コツ④ 意味のかたまり(チャンク)で聞く

英語は「意味ごとのかたまり」で理解することで、聞き取りが一気に楽になります。

例:

  • I’m going to the store / to buy some milk.
  • She didn’t come / because she was sick.

📌 文の構造と意味のまとまりを意識すると、英語が頭の中に「映像のように浮かぶ」ようになります。

「映像のように浮かぶって、どういうこと?」と思う方もいるかもしれませんね。例えば、”I’m going to the store”を聞いたとき、実際に店に向かって歩いている様子を頭の中でイメージできるようになる、ということです。

コツ⑤ 完璧主義を手放す

「全部わからないと意味がない」と思いすぎないこと。むしろわからない部分は、音の背景として流して、わかる単語を手がかりに全体像をつかめばOKです。

パパ先生
パパ先生

大事なのは「だいたい何について話しているか」を掴むことなんです。

よくある質問とアドバイス

Q1:初心者でもシャドーイングできますか?

A: できます!まずは内容が分かっている短いスクリプト(30秒程度)から始めるのがおすすめです。

「でも全然ついていけない…」という方は、最初は音声の後に2〜3語遅れてもOKです。慣れてきたら徐々に早くしていきましょう。

Q2:リスニングテスト中、メモしていいの?

A: 基本的にはおすすめしません。メモしている間に重要な情報を聞き逃すリスクがあるからです。

どうしてもメモしたい場合は、キーワードを1〜2個だけに限定しましょう。

Q3:完璧に聞き取らないとだめ?

A: そんなことはありません。日本語でも、話の内容は文脈で補っています。英語も「意味を組み立てる力」が大事です。

実際、TOEICで満点を取る人でも、聞き取れない単語は必ずあります。でも、全体の流れから内容を理解しているんです。

まとめ|英語が聞こえる自分は作れる

  • ✅ 英語が聞こえないのは、「耳が悪い」からではなく「処理方法が違う」から
  • ✅ 音の変化(リエゾン・リダクション)を知ると、英語の「聞こえ方」が変わる
  • ✅ 頭から理解する、意味のまとまりで聞くなどの習慣を取り入れる
  • ✅ 書くより「頭で整理する」、完璧主義より「おおまかな理解」を目指す

📣 英語は「知識」より「習慣」で聞こえるようになります。 1日10分でも、英語を「音」として浴びること。今日からさっそく始めてみてください!

パパ先生
パパ先生

続けた人は必ず上達します。才能や特別な能力は必要ありません。必要なのは、正しい方法と、毎日少しずつ続ける気持ちだけ。一緒に「英語が聞こえる自分」を作っていきましょう。See you! 👋

コメント

タイトルとURLをコピーしました