

こんにちは、パパ先生です。小学生や中学生のお子さんを持つ保護者の中には、このような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

英語が大事っていうのはなんとなくわかるけど、家庭ではどこまでやるべきなの?
学校でも英語を学び、塾でも英語やそれ以外の宿題に追われている我が子を見ると、頑張っているのを嬉しく思う反面、家ではどんなことをさせた方が良いのか分からなくなっている保護者の方もよくいらっしゃいます。
特に英語はこれからの時代にますます必要になるスキルだと言われる中で、家庭での関わりが「やらせすぎ」や「無理させていないか」という不安にもつながっていることと思います。

子どもの学習にはどう家庭では関わっていけばいいのかしら…
この記事では、英語教師として10年以上中学生に指導し、2児の父でもあるパパ先生が、「学校英語」と「おうち英語」の違いと、それぞれの役割とつながりについてお伝えします。
まずは違いの前に、大事なことをお伝えします。
幼少期のおうち英語が、中学英語の土台となる!やっていて損はない!!
学校英語とおうち英語の違い
まず大きな違いとして、それぞれの目的が違います。
観点 | 学校英語(中学以降) | おうち英語(幼少期〜小学校) |
目的 | 主体的に学習に取り組む態度 知識・技能 思考力・判断力・表現力の育成 | 音を聞いたり文字を見たりして英語に慣れ親しむ |
方法 | 教科書理解やアクティビティ 単語テスト 定期テスト | 絵本・動画 歌・遊び |
評価 | 数値化し通知表に記載する | 数値化されない |
以上に示したとおり、学校英語では「知識の整理と表現の訓練」が中心である一方、おうち英語では「ことばの感覚」や「英語って楽しい!」という感情のベース作りが中心となっています。
幼少期のおうち英語が学校英語の土台となる理由3選
ここまで見てきたように、まずベースとなるのが学校英語とおうち英語では目的や手段が違うということ。おうち英語の方が、気軽さという点でいつでもやめられるところが魅力でもあります。
その気軽さを利用して、ぜひおうち英語を始めてもらいたいと考えていますが、始めてほしい理由は気軽さだけではありません。おうち英語が学校英語の土台作りに大きな影響を及ぼすからです。
1 発音・リスニング力の差が出る
おうち英語である程度音に慣れている生徒は、中学校のリスニングテストでも「なんとなく言っていることがわかる」という状態を作ることができます。また、最近では英語の授業も英語で行うということが主流となっていますので、先生の指示もなんとなく理解することができる傾向にあります。
2 英語に対する「抵抗感」が少ない
「失敗したらどうしよう…」と英語に始めて本格的に向き合う生徒は、そう考えてしまいます。でも、おうち英語でなんとなく使っている生徒は、「どうにかなる」という強いポジティブ感を持っています。英語に対するポジティブな感情というのは、なかなか身につきにくいものです。幼少期のうちに、英語=楽しいものという感覚を育てていけると良いです。
3 文法が「意味を持って」入ってくる
おうち英語で “I like playing baseball!” と言っていた生徒は、動名詞などの文法説明で「なるほど、こういう仕組みだったのか」と後天的に理解することができます。
以上が、学校英語とおうち英語の違いと、幼少期からおうち英語を始めた方が良い理由です。
ここまでの話を聞いて、中にはこんなことを考えた保護者の方もいらっしゃると思います。

幼少期から英語学習をした方がいいのはわかったけど、子どもが潰れてしまわないか心配です…。

その気持ち、すごくよく分かります。実際に我が家でも、2人の娘がパパが英語でしか話さないもんだから、英語で話しかけたら逃げられたことが何度かありました!笑
逃げられるだけならまだいいかもしれませんが、それが原因で英語が嫌いになってしまっては本末転倒だと思います。
「家庭」とは本来、子どもにとって「安心できる場所」であるべきだと考えます。英語が必要だからといって、家庭で詰め込みすぎてしまい、それがプレッシャーに感じてしまうことも珍しくありません。
- やらせすぎず、子どもの様子を見ながら関わっていく
- 英語を「教える」のではなく「一緒に楽しむ」
- 「やらなかった日」を数えるのではなく「一緒に英語を話せた日」を数えていく
親にできる最大限の努力は「成果を出す」ことではなく「英語って楽しいんだ!」というマインドを育てることではないかと考えます。
我が家の実践例 パパ先生とツーさんの英会話?教室

Good morning! How are you?

I’m happy!

Good! You’re happy! Nice! What food do you want to eat?

えーっと…パン!Pan!

それだとフライパンだね…。笑 OK. パン is Bread!

OK. Bread. I want (a) bread!
みたいな感じで、ゆるーく、のんびりとやっています。笑
そのうち理解してくれるかな?くらいの感覚でちょうどいいと思います。
まとめ 英語教育は積み木である
英語教育は積み木のようなもので、土台があるからその上に積まれていくものが増えていくのだと考えます。
英語の力は、中学や高校で「教科」として学んでいく中で段階的に伸びていきます。その時に必要なことは、幼少期から積み上げてきた「ことばの感覚」や「英語って楽しい!」というマインドです。
学校英語とおうち英語は、役割が違うからこそ補い合うことができるものです。どちらも大切にすることで、子どもが無理なく英語と向き合うことができると信じています。
最後までお読み頂きありがとうございました!See you! 👋
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