この記事では、英語が苦手でも半年でTOEIC700点を目指す方法を、3ヶ月でTOEIC400点から800点に達成したパパ先生が解説していきます
TOEIC700点を目指すための全体図は、こちらの記事で詳しく解説しています
この記事では、TOEIC700点を目指すために必要な文法について解説していきます

丸暗記しようとせず、納得しながら文法を学んでいきましょう。
現在形は「いつも変わらない事実」
現在形と聞くと、「現在のことを表している」と思う人が多いと思います
しかし、それは間違いです
現在形は「いつも変わらない事実」を表しています

難しい言葉で言うと「不変の事実」を表すとも言えます。
例文とともに確認していきましょう
I am Tanaka Taro.(私は田中太郎です)
今だけの話ではありませんね?
過去も現在も未来も、私はずーっと田中太郎くんです
The train gets to the station at 8.(その電車は駅に8時に到着する)
これも、今だけ8時に到着しているわけではありません
いつも変わらず、毎日8時に到着していることを表します
現在形で未来のことも話せる
現在形は「いつも変わらない事実」を表すことを学習してきました
次に紹介するのは、現在形で未来のことを話すことができるということです
例文とともに確認していきましょう
The train starts at 5 tomorrow.(この電車は明日、5時に出発する)
現在形の本当の意味を理解していれば、この文も不思議なことではありません
この電車が出発するのは、いつも変わらず5時なのです
だから、未来のことも現在形を使って表現することができます
すぐにやめられない動詞は進行形にできない
続いて紹介するのは、進行形(be動詞+ing)です
動詞は、2種類あります
このうち、「状態動詞は進行形にできない」と教わります
しかし、もっと簡単な判別方法があります
すぐにやめられないことは進行形にできない

これは動作動詞?状態動詞?と混乱しなくなります。
例文とともに確認していきましょう
He is playing soccer.(彼はサッカーをしています)
サッカーという動作自体は、やめようと思えばすぐにやめられます
しかし、こちらはどうでしょうか
He is looking like his father.(彼は父親に似ている)
顔が父親に似ているというのは、すぐにやめられることではありません
I am liking dogs.(私は犬が好きです)
犬が好きという感情は、すぐにやめることなんてできません
よって、上の2つの例文は間違いということになります
他にもこんな例文もあります
She is having lunch.(彼女はお昼ご飯を食べています)
She is having a son.(彼女には1人に息子がいます)
これを、
と理解しているうちは、他にも応用が難しくなってします
なぜ、今すぐやめられないことは進行形にできないかというと、
進行形=今行っていること(今だけ感)
を強調する文法だからです
この方法を、逆手に取った文がこちらです
① He is polite.(彼は礼儀正しい)
② He is being polite.(彼は今だけ礼儀正しい)
①現在形は「いつも変わらない事実」を表す文でした
②進行形は「今だけ感」を強調する文でしたので、
「いつもは違うけど今だけ礼儀正しい」
という意味になります
現在進行形=「途中」だから未来も表せる
現在形でも未来のことを表せるという話をしましたが、
現在進行形でも未来のことを表すことができます
例文とともに確認していきましょう
I am going to Okinawa tomorrow.(私は明日沖縄へ行く予定です)
これは未来表現として教わると思いますが、
現在進行形のコアイメージである「途中」が関わっています
まだ沖縄へ行っていなくても、
これで、すでに沖縄に行ってる「途中」ということになります
willとの違いは「途中であるか」
be going toと一緒に習う、willという助動詞があります
どちらも未来のことを表現するものとして紹介されます
will は「今思いついた」ときに使う表現
違いを見ていきましょう
I am going to Okinawa tomorrow.(私は明日、沖縄に行く予定です)
I will go to Okinawa tomorrow.(私は明日、沖縄に行くつもりです)
似たような表現ですが、覚悟と準備が違います
進行形は沖縄に行こうとしている「途中」であるのに対し、
willは、テレビで沖縄特集を見て「今思いついた」感があります
同じような意味を持ちますが、伝えたい内容が異なってきます
未来でも現在形!?副詞節ルールを覚えよう
ここは試験によく出るところなので、覚えてしまいましょう
時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形になる
詳しく解説します
厳密には、次の条件が揃っている場合には現在形を使います
- 時・条件を表している
- 副詞節である
- 中にある
- 未来のことを表現している
特に問われやすいのは、副詞節かどうかです
つまり、
副詞節→現在形
ということができます
例文とともに確認していきましょう
I will tell him the truth if he comes.(もし彼が来れば、私は彼に真実を伝える)
この文章は、前半がSVOOの第4文型で、それ以下はMなので副詞節です
よって未来のことも現在形なので、comesが続きます
I don’t know if he will come.(私は、彼が来るかどうか分からない)
今回は、if節がknowの目的語(O)なので、if説は名詞説です
よって未来のことは未来で表現するため、will comeが続きます

この判断がすぐにできると、解くスピードも桁違いです。
基本時制についてのまとめ
この記事では、TOEIC700点を目指すために必要な文法について解説しました
- 現在形は「いつも変わらない事実」を表す
- 現在形で「未来のこと」も表すこともできる
- 進行形は「すぐにやめられること」に使う
- 進行形でも「未来のこと」を表すことができる
- be going toは「準備完了」、willは「今思いついたこと」
- 時・条件を表す副詞節の中では未来のことも現在形
文法を理解することで、特にPart5の解くスピードが桁違いになってきます
単語と一緒に、文法知識も伸ばしていきましょう

Readingは特に時間配分が命です。時間をかけずに解けるようになりましょう。
コメント