TOIEC700点を目指すための文法完全攻略【完了形】

はじめに

この記事では、英語が苦手でも半年でTOEIC700点を目指す方法を、3ヶ月でTOEIC400点から800点に達成したパパ先生が解説していきます

TOEIC700点を目指すための全体図は、こちらの記事で詳しく解説しています

この記事では、TOEIC700点を目指すために必要な文法について解説していきます

パパ先生
パパ先生

丸暗記しようとせず、納得しながら文法を学んでいきましょう。

完了形は「過去ーーーーー→現在」だけ

今回は、完了形について解説していきます

そもそも完了形という時制は日本語に存在しません

そのため、日本語で覚えようとしていることが困難です

完了形のイメージは、これ1つだけ覚えればOKです

現在完了形のイメージ:過去ーーーーー→現在

これだけ覚えておけば、

  • 継続「ずっと〜している」
  • 完了・結果「ちょうど〜したところ」
  • 経験「〜したことがある」

といった、3つの用法を覚える必要はありません

現在完了形(have + p.p.)は、

過去の出来事(p.p.)を現在持っている(have)

という意味になります

ポイント

現在完了形=過去+現在(特に現在が中心)

パパ先生
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では実際に、3つの用法に当てはめて確認しましょう。

継続「ずっと〜している」

I have lived in Tokyo for five years.(私は5年間ずっと東京に住んでいる)

過去(5年前に住み始めた)ーーーーー→現在(今も住んでいる)

完了・結果「ちょうど〜したところ」

I have just finished my homework.(私はちょうど宿題を終えたところだ)

過去(宿題をやり始めた)ーーーーー→現在(宿題が終わった)

経験「〜したことがある」

I have been to New York twice.(私はニューヨークに2回行ったことがある)

過去(初めて行った)ーーーーー→現在(2回行った)

パパ先生
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この過去+現在の流れだけを意識すれば完了形はOKです。

現在に触れない→現在完了形とセットで使えない

これらの語句は、現在完了形と一緒に使うことはできません

  • yesterday(昨日)
  • last 〜(先〜)
  • 〜 ago(〜前)
  • just now(ついさっき)
  • when(〜のとき)

他にもたくさんありますが、これらを全て丸暗記するのは至難の業です

しかし、原則を覚えることで丸暗記する必要がなくなります

原則:現在に触れていない語句→現在完了形とセットで使えない

次の練習問題を見てみましょう

問(  )の中に当てはまる語(句)は、次のうちどれでしょう?

I(  )to New York twice when I was young.

  • have been
  • have gone
  • went
  • go

多くの方が、twiceという言葉に引っ張られて

  • have been

を選んでしまいます

ですが、答えは

  • went

となります

理由は、「現在に触れていないから」です

when I was young は、私が若い時という意味です

現在のことに触れていないことが分かります

ポイント
  • 現在に触れていない語句→現在完了形で使えない
  • sinceとセットなら、last week, yesterdayは使用可能
  • ただし、sinceとセットでも〜agoは使用できない

現在完了形と過去形の違いは「現在に触れているか」

パパ先生
パパ先生

突然ですが、クイズです。

問:次のうち、今でも恋をしているのはどっちでしょう?

A:I have fallen in love with Lisa.

B:I fell in love with Lisa.

Aが現在完了形で、Bが過去形です

「現在完了形=過去+現在」であったので、答えはAです

過去・未来完了形は時制を一つズラすだけ

現在完了形のイメージは、次のとおりでした

現在完了形のイメージ:過去ーーーーー→現在

では、過去完了形はどうでしょうか

時制を1つズラすだけです

過去完了形のイメージ:大過去ーーーーー→過去

ちなみに、未来完了形という不思議な文法もあります

ですがやることは一緒です

未来完了形のイメージ:現在ーーーーー→未来

例文とともに確認しましょう

I had lived in Tokyo for five years when he was born.(彼が生まれた時、私は5年間東京に住んでいた)

大過去(私が東京に住みはじめた)ーーーーー→過去(彼が生まれた&5年間住んでいた)

I will have lived in Tokyo for five years next year.(来年で、私は5年間東京に住んだことになる)

現在(東京に住んでいる)ーーーーー→未来(来年で5年目になる)

パパ先生
パパ先生

完了形は、この矢印を意識することで理解することができます。

継続は完了進行形が原則

過去から現在まで継続していることを表現したい場合は、

原則:現在完了進行形(have + been + -ing)を使う

例えば、

She has been reading comic books for three hours.(彼女は3時間ずっと漫画を読んでいる)

3時間前から現在まで、ずーっと漫画を読んでいる様子を表現することができます

しかし、進行形にできない動詞の場合は、完了進行形を使用できません

進行形にできない動詞の判別方法については、こちらの記事で解説しています

I have lived in Tokyo for five years.(私は5年間ずっと東京に住んでいる)

これは、今すぐにやめられない動詞なので進行形にはできません

ポイント
  • 継続を表現する場合、原則として完了進行形を使う
  • 進行形にできない動詞の場合は、例外として完了形を使う
パパ先生
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学びが繋がってきましたね。

完了形のまとめ

この記事では、TOEIC700点を目指すために必要な文法について解説しました

この記事のまとめ
  • 現在完了形のイメージは「過去ーーーーー→現在」
  • 過去完了、未来完了はそれぞれ時制をズラすだけ
  • 過去形と現在完了形は、現在に触れているかどうかで判断する
  • 継続用法は原則として完了進行形を使う
  • 進行形にできない動詞の場合に、例外として完了形を使う

文法を理解することで、特にPart5の解くスピードが桁違いになってきます

単語と一緒に、文法知識も伸ばしていきましょう

パパ先生
パパ先生

Readingは特に時間配分が命です。時間をかけずに解けるようになりましょう。

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