この記事では、英語が苦手でも半年でTOEIC700点を目指す方法を、3ヶ月でTOEIC400点から800点に達成したパパ先生が解説していきます
この記事では、TOEIC700点を目指すために必要な文法について解説していきます

丸暗記しようとせず、納得しながら文法を学んでいきましょう。
関係詞whichとwhereの判別方法
結論からお伝えすると、次の通りです。
不完全文とは「必要な名詞が欠けている文」のことを指します。
whichはうしろ不完全文
This is the place which I visited.(ここは私が訪れた場所です)
visitedの目的語が欠けているので、うしろが不完全文のためwhichを使います。
よくやってしまう誤答例としては、場所のことを指しているから何も考えずにwhereを入れてしまうことです。
ちなみにうしろ不完全文をとる接続詞・関係詞は次の5つです。
- who
- whom
- which
- what
- that
もう少し端的にいうと、whose以外の関係代名詞はうしろ不完全文になります。
whereはうしろ完全文
This is the place where I lived.(ここは私が住んでいた場所です)
この場合、livedは自動詞のため目的語は必要ないので、完全な文と言えるため、whereを入れることができます。
意味ではなく形で決める
うしろ不完全文か完全文かは意味ではなく形で決めていきます。
日本語で見ると「私が住んでいた」は不完全文です。従って日本語の意味ではなく、英語の形で判別するようにしましょう。
関係代名詞whoseの大きな特徴2選
前提条件として、先ほど確認した通りwhoseはうしろ完全文の場合に使われます。
このwhoseには次の2つの特徴があります。
- ハダカの名詞
- 所有関係
もう少し詳しく解説していきます。
特徴①ハダカの名詞:冠詞相当語がない名詞
ハダカの名詞とは、the, a, my, this…などの冠詞相当語がない名詞を指します。
Look at the house whose roof is red.(赤い屋根の家を見て)
例文のroofには冠詞相当語がついていないので、ハダカの名詞と言えます。
特徴②所有関係になる
先行詞とその後に続くハダカの名詞が所有関係になります。
Look at the house whose roof is red.(赤い屋根の家を見て)
先行詞the houseと、ハダカの名詞roofは、家の屋根ということで所有関係になっています。
この2つの特徴が揃っている場合に、関係代名詞whoseを使うことができるのです。
前置詞+関係代名詞の問題を解くための3つの手順
例えばこんな問題がでた場合は、どうやって解答を導き出せば良いでしょうか?
This is the place ( ) I lived.
A) in which B) of which C) which
手順は次のとおりです。
- 前置詞の前で切る
- 先行詞を関係代名詞に代入する
- 前置詞+先行詞を元の位置へ戻す
順番に解説していきます。
①前置詞の前で切る
手順を始める前に、最初の話を思い出してください。
whichはうしろ不完全文の時に使う関係詞でした。今回は、I lived.という完全文になっているので、この時点でC) whichは除外することができます。
その上で、まずは前置詞の前で切っていきましょう。
This is the place / ( ) I lived.
②先行詞を関係代名詞に代入する
先行詞のthe placeを関係詞whichに代入します。
A) in the place B) of the place C) the place
③前置詞+先行詞を元の位置に戻す
最後に前置詞+先行詞を元の位置に戻していきます。
元の位置というのが若干わかりにくいですが、一般的には文末が多いです。
A) I lived in the place B) I lived of the place C) I lived the place
ここまでくれば問題ないと思いますが、ここからは前置詞の知識が問われていきます。liveのうしろに場所が来ているので、答えはinです。
従って、答えはA) in whichになります。
制限用法と非制限用法の違いとは?
関係詞には制限用法と非制限用法というのがあります。簡単にいうと、関係詞の前にカンマがついてない場合が制限用法、カンマがついてる場合は非制限用法です。
カンマより前の文章を確定する
次の文章で、小説家の息子がいるのはどちらでしょうか。
- I have a son who are doctoers.(制限用法)
- I have a son, who are doctors.(非制限用法)
答えはA)です。理由は、非制限用法はカンマより前の文章を確定し、それにさらに情報を加えるという働きを持つからです。
つまり、A)の場合は「医者である息子が3人いる」に対してB)は「息子が3人いてね。そして彼らは医者である」と行っています。
A)の場合は他にも医者ではない、息子がいる可能性が示唆されています。
非制限用法では固有名詞を先行詞にすることができる
制限用法では固有名詞を先行詞にできない一方で、非制限用法では固有名詞を先行詞にすることができます。例えば、次のような英文は間違えとなります。
Look at Mt. Fuji which is the highest in Japan.(日本でいちばん高い富士山を見て)
理由は先ほどの説明と同じで、日本でいちばん高くない富士山が存在する可能性を示唆してしまうからです。
Look at Mt. Fiuji, which is the highest in Japan.
この場合は「富士山を見て、そしてそれは日本でいちばん高い山なんです。」と情報を付け加えていくことができます。
限定用法は複数の中から1つを限定する用法
限定用法とは、例えば公園の中にたくさんいる男の子の名から走っている男の子を限定して注目させるための用法です。
Look at the boy who is running in the park.(公園の中を走っている男の子を見て)
関係代名詞の意味を理解することで、例外の理解も早くなるでしょう。
関係副詞where, when, why, how
関係副詞には次の4つがあります。
- where
- when
- why
- how
先行詞が場所ならwhere
This is the place where I lived.(ここは私が住んでいた場所です)
先行詞placeが場所を指しているのでwhereを使います。
先行詞が時ならwhen
I’ll never forget the day when we met.(私たちが出会った日を覚えているでしょう)
先行詞the dayが時を指しているのでwhenを使います。
先行詞が理由ならwhy
Tell me the reason why you were late.(あなたが遅れた理由を教えてください)
先行詞the reasonが理由を指しているのでwhyを使います。
前置詞が方法ならhow
This is how I learned English.(これが私が英語を学んだ方法です)
前置詞+関係代名詞は関係副詞で書き換え可能
前置詞+関係代名詞の文は、関係副詞で書き換えることができます。
詳しくは次の表を参考にしてください。
前置詞+関係代名詞 | 関係副詞 | 意味 | 例文 |
in which | where | 〜の中で | This is the room in which I studied. → This is the room where I studied. |
at which | where | 〜で | That is the school at which I met her. → That is the school where I met her. |
on which | when | 〜の日に | I’ll never forget the day on which we met. → I’ll never forget the day when we met. |
in which | when | 〜のときに | Do you remember the year in which he was born? → Do you remember the year when he was born? |
for which | why | 〜の理由で | Tell me the reason for which you were late. → Tell me the reason why you were late. |
関係副詞whereを取れる以外な先行詞
whereは先行詞が場所を指す時に使える関係副詞ですが、以外にも次のような先行詞の場合にも使うことができます。
case(場合)はwhenが使えそうですが、whereを使っていきます。場所の「場」で覚えておくと良いでしょう。
先行詞の省略
関係副詞では先行詞の省略が起こります。
I remember the day when we met. → I remember when we met.
This is the place where I lived. → This is where I lived.
I don’t know the reason why she is angry. → I don’t know why she is angry.
関係副詞の非制限用法
関係代名詞の非制限用法(, whereなど)は次のように置き換えましょう。
例文で確認しましょう。
I went to Tokyo, where I met her. = I went to Tokyo, and there I met her.(私は東京へいき、そこで彼女に出会った)
I got up at 6, when I took a shower. = I got up at 6, and then I took a shower.(私は6時におき、そしてシャワーを浴びた)
関係代名詞は何節を取るのか
結論から伝えると、次のとおりです。
もう少し詳しく解説していきます。
関係代名詞:(原則)形容詞節
Look at the man who is running in the park.(公園で走っている男性を見て)
the manを説明しているので形容詞節となります。
This is the book which I bought yesterday.(これは昨日私が買った本です)
同じくthe bookを説明しているので形容詞節です。
関係代名詞:(例外)whatは名詞節
whatだけは例外で名詞節となります。
I don’t believe what he said.(私は、彼が言ったことを信じません)
believeの目的語になるので名詞節となります。
関係副詞:形容詞節、名詞節
This is the place where I lived.(ここは私が住んでた場所です)
the placeを説明しているので形容詞節です。そしてこのwhereは省略可能でした。
This is where I lived.
この場合は、文全体がSVCとなり、whereが名詞節になります。
類似関係代名詞as, but, than
類似関係代名詞とは、見た目は関係代名詞っぽくないものの、「うしろ不完全で形容詞節を取る」という点で関係代名詞に似ているものの事です。
類似関係代名詞には次の3つがあります。
- as
- but
- than
①類似関係代名詞as
特徴は次のとおりです。
I’ll buy the same pen as you have.(あなたが持っているのと同じペンを買う)
haveの目的語がないのでうしろ不完全文です。そして先行詞the same penの説明をしているので形容詞節となります。
②類似関係代名詞but
特徴は次のとおりです。
There is no rule but has exception.(例外を持たぬルールなどない)
hasの目的語がなく、no ruleの説明をしているため、うしろ不完全文で形容詞節です。そして否定語句であるnoが先行詞となります。but以下には否定語はないですが、否定で訳していきます。
③類似関係代名詞than
特徴は次のとおりです。
We should not have more money than we need.(必要以上にお金を持つべきではない)
needの目的語がなく、more moneyの説明をしているため、うしろ不完全文で形容詞節です。そして比較級であるmoreが先行詞となります。
関係形容詞what
関係形容詞とは、関係代名詞whatをさらに限定させたものの事です。
関係形容詞の方が、あげるものを限定していることが分かると思います。
この関係性、難しそうに見えて実は中学生でも知っている内容です。
What do you like?(あなたは何が好き?)
What Japanese food do you like?(あなたは日本食では何が好き?)
より内容が限定されています。これと考え方は同じです。
この記事のまとめ
分詞構文は、能動か受動かという判断軸を間違わなければ、原則で理解することで効率的に学習できます。核心を理解することでより分かりやすくなったはずです。
単語と一緒に、文法知識も伸ばしていきましょう

Readingは特に時間配分が命です。時間をかけずに解けるようになりましょう。
コメント