うちの子、英語の教科書があるのに全然活用できてない感じで…私も昔から英語苦手だから、どうサポートしていいかわからなくて😅
こんな悩み、よく聞きます。実際に私の教員時代の保護者面談でも、同じような相談を何度も受けました。

パパ先生、うちの子の教科書、なんだか私たちの時代より難しくなってません?

そうなんです!教科書の単語数は明らかに増えてます。

単語も多いし、内容も複雑で…

でも、教科書をうまく活用できればしっかりとした英語力が身につくんですよ。
現在Blue Skyを使って指導している現場の実感として、確かに以前より教科書のレベルは上がっています。ただ、教員として10年以上の経験と2児のパパとしての実体験から言えるのは、だからこそ教科書を軸にした家庭でのサポートが重要だということです💡
この記事では、英語が苦手な保護者でも今日からできる「教科書を軸にした家庭学習サポート法」を、具体的な手順とコツと共にお伝えします。実は教科書の特徴を知るだけで、お子さんのつまずきポイントが見えてきて、「私でもできる!」というサポートの方向性がハッキリします。
読み終わる頃には、「これなら私にもできそう」「子どもの英語学習を支えられる」という自信を持って、今日からお子さんの学習に寄り添えるようになりますよ✨
中学英語の教科書、どうなってる?3大出版社の特徴を整理
教科書は学校によって違う!まずはここを確認
「うちの子、〇〇って教科書使ってるけど、他市の中学校とは違う教科書使ってるみたい…」
そうなんです。実は中学校の英語教科書って、学校や地域によって使っている出版社が違うんです。
現在、全国の中学校で採用されている英語教科書の採択率は、1位 東京書籍、2位 光村図書、3位 三省堂となっています。
教科書名 | 出版社 | 特徴 |
---|---|---|
New Horizon | 東京書籍 | 会話重視、バランス型。導入がスムーズで親しみやすい |
New Crown | 三省堂 | 文法が丁寧、私立中学でよく採用されている |
Here We Go! | 光村図書 | 近年採用率が急上昇中の新勢力 |
(※表が見切れる場合は横スクロールしてくださいね📱)

ちなみに…:私が現在使っているBlue Sky(啓林館)もありますが、こちらは前述の3社ほどのシェアはありません。ただ、内容的には非常に興味深いトピックが多く、生徒の反応は良好です。
「でも、教科書が違うと勉強法も変わるの?」と心配になるかもしれませんが、基本的なサポート方法は同じです。まずはお子さんがどの教科書を使っているか確認して、その特徴を軽く頭に入れておくだけで十分ですよ。
教科書でここが違う!レベル感・単語数・英文の量
実際に指導していて感じるのは、教科書によってアプローチが本当に違うということ。特に文法の導入順序が異なるため、「あれ?この文法項目、もう出てきたっけ?」みたいなことがよくあります。
でも保護者の皆さんが知っておくべきポイントは、どの教科書も確実に難しくなっているということ。単語数も内容の複雑さも、私たちの中学時代とは比べ物になりません。
だからこそ、「うちの子ができないのは、私の英語が苦手だから?」なんて自分を責める必要はないんです。今の教科書は本当にレベルが高いので、つまずくのはある意味当然。大切なのは、つまずいた時にどうサポートするかです。
教科書を活かす家庭学習の進め方3ステップ
ステップ1:教科書と連動した単語・文法の確認

教科書を見ても、どこから手をつければいいかわからない…

わかります!教科書って意外と難しい構成になってたりするんですよね😅
まずは教科書の目次を親子で一緒に確認してみてください。各Unitでどんな文法項目や新出単語が出てくるかが一目でわかります。
例えば、New Horizonの場合:
- Unit1:be動詞の導入、自己紹介表現
- Unit2:一般動詞、疑問文の作り方
この流れを把握しておくだけで、「今、何を勉強してるのか」「次に何が来るのか」が見えてきます。
ここで大切なのは、保護者が「教える」のではなく「一緒に確認する」スタンスです。

お母さんも昔習ったけど、もう忘れちゃった。一緒に確認してみよう!
これくらいの気持ち(スタンス)で十分です。
ステップ2:音声・アプリ・ワークを使って「わかる」から「できる」へ
教科書の内容がわかったら、次は「定着」のサポートです。ここで活躍するのが、教科書に連動した教材たち。
① 教科書対応の音声教材(無料!)
多くの教科書では、二次元コードから学習内容に関連するコンテンツを無料で利用することができます。
リンク先で教科書内容に関する音声や動画を無料配布しています。スマホで簡単にアクセスできるので、お子さんと一緒に使ってみてください。
② 教科書準拠ワーク
中学生向けの家庭学習教材『中学教科書ワーク』(文理)は、定価:1,485円(税込)で購入できます。
教科書ワークは、教科書会社の許諾を得て作成した「教科書準拠」の教材です。一般の問題集と異なり、もくじや単元配列が教科書と同じです。
つまり、学校で習った順番と同じように問題が並んでいるので、復習がとてもスムーズなんです。
③ 英単語アプリの活用
中学生にもおすすめなのが、英単語学習アプリ「ターゲットの友」(iOS・Android版/無料)です。基本機能は無料で、中学生向けの「高校入試ターゲット」も公式無料アプリとして提供されています。

英単語アプリ「ターゲットの友」<英単語ターゲットシリーズ対応>|旺文社
「アプリで勉強なんて…」と思うかもしれませんが、実は音声が手軽に聞けて、ゲーム感覚で続けられるので、英語嫌いの子にとっては入り口として最適なんです。
ステップ3:学校の授業スケジュールと連動させる
ここが意外と盲点なのですが、学校の授業進度をしっかり把握することが重要です。
定期テスト前には必ず「どのUnitまでが範囲か」を確認して、その部分だけを重点的に復習する。これだけで効率が格段に上がります。
例えば「6月中間テストではUnit1とUnit2の文法が範囲」なら、その部分の単語と基本文だけを集中的にやる。全部やろうとすると挫折しがちですが、範囲を絞れば「やりきった感」も得られますよね。
子どもの”つまずきサイン”の見つけ方
子どもって「わからない」とは言わないものです。でも、行動で「つまずきサイン」を出しています。

「わからない」と言えない子ほど、実は深刻な状況だったりします。責めるのではなく、「一緒に確認してみよう」の姿勢で寄り添ってあげてください。
和訳や要点解説も味方に

教科書の内容、私にもわからない…
そんな時は、遠慮なく教科書ガイドや解説サイトを活用しましょう。
教科書本文の和訳は、出版社の公式サイトや教科書ガイドで確認できます。YouTubeには塾講師の解説動画もたくさんあります。
目安として「一文ずつ訳せるか」を確認するだけでも、お子さんの理解度がわかります。完璧を求めず、「大体の意味がわかればOK」くらいの気持ちで✨
親のサポートで子どもが変わる!小さな成功体験の共有
成功例①:教科書音読×アプリで「英語ってちょっと楽しい」に
教員時代に印象的だったのが、ある生徒の変化です。
その子のお母さんは英語が全くできないと言っていましたが、「1週間、夕食後に1Unitだけ音読+アプリで単語確認」という習慣を親子で始めました。
お母さんも一緒にアプリをやって、「お母さんも間違えた!」「今日は〇〇ちゃんの方が正解多いね」なんて言いながら続けた結果、次の定期テストで「勉強が楽だった!」という感想が。
継続の鍵は「短時間・毎日・一緒に」です。長時間やろうとすると続かないので、本当に短時間でOK。
成功例②:「教科書ワークをやっただけで点数アップ」
別の生徒さんは、塾に行くかどうか迷っていたご家庭でした。
結局、まずは教科書準拠ワークを1冊やってみることに。「学校と同じ内容を家でも見直す」だけでしたが、理解度は大きく変わりました。
解説がしっかりしている準拠ワークなら、保護者の負担も少なめ。「わからないところは一緒に解説を読もう」という程度のサポートで十分効果が出ます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 教科書の本文和訳だけを一覧で見たいのですが?
A. 各出版社の公式サイトや、市販の「教科書ガイド」シリーズに詳しい和訳が載っています。書店で2,000円程度で購入できます。
Q2. 教科書が違うと進度や単語数も変わりますか?
A. はい、若干異なります。ただし、文部科学省の学習指導要領に基づいているので、大きな差はありません。重要なのは、お子さんが使っている教科書に合わせることです。
Q3. 塾に通っていなくても大丈夫ですか?
A. 十分可能です。教科書準拠のワークや音声・動画教材を活用すれば、塾に通わずとも一定の力をつけることができます。まずは教科書を軸にした学習を試してみて、それでも不安なら塾を検討するという順番がおすすめです。
おわりに:教科書は”学びの土台”。家庭でできるサポートは必ずある
子どもが使う教科書は、「今、どこを学んでいるか」「何がわからないか」を一番わかりやすく教えてくれる教材です。
確かに今の教科書は私たちの時代より難しくなっています。でも、その分しっかりと活用できれば、本物の英語力が身につく設計になっているんです。
英語が苦手でも、教科書を軸にすれば「どこをサポートすればいいか」が見えてきます。完璧を目指さず、お子さんと一緒に少しずつ進んでいく。それだけで十分です。
家庭でのかかわりが、子どもの英語学習を支える大きな力になります。「私でもできた!」と思えるサポート法を、今日からぜひ試してみてください😊


これだけでも、お子さんにとって「親が応援してくれてる」という心の支えになりますよ✨ See you! 👋
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