

英語まじで苦手すぎる…。どっから勉強すればいいの??
そんな中学生に向けて、英語教師であり二児のパパでもあるパパ先生が、英語を効率よく・楽しく学ぶためのメソッドを紹介します。

その悩み、あなただけではありません!多くの中高生がそのことで悩んでいます。でもそれも今日でおしまい!まずは今日の話をしっかり聞いて、行動してみよう!
英語は「積み重ね」で気づけば躍進的に育つ
英語は1日で身に付くものではありません。

どうせ今からやっても覚えられないよ…。もう諦めよう…。
こんな風に考えている生徒が多いです。でも実は「覚えられないのではなく、覚える時間が足りていない」だけの場合がほとんどです。
学校の授業で英語に触れる時間は1日に45〜50分ほどしかありません。毎日それだけの時間しかサッカーの練習をしていなければ、上手にならないのは当たり前の話です。
その状態で、単語・文法を全てを覚えるのは、はっきり言って「不可能に近い」のが現実です。
だから、「自分で英語に触れる時間をどう作るか」がなにより大切。これは、学習指導要領の「主体的に学びに向かう態度」にも通じるので、「体的に行動できた人」は通知表の評価も上がること間違いなし!

英語の成績が上がれば自然と評価もついてきます。まずは、評価ばかりを意識するのではなく、自分が楽しい、やるぞ!と言う気持ちになって学習を進められると良いですね。
単語は「触れる回数」が味方。ターゲット1200を最大活用
単語を覚えるには、覚えるのではなく「覚えるようになる環境」を作ることが重要です。
英語教育の第一人者である、文教大学の阿野幸一先生が紹介している「2日目の太田さん」効果と言うものがあります。
1回しか会っていない人の名前は忘れてしまうけれど、同じ人と2回、3回と会うにつれて「自然と覚える」ようになります。
これを単語学習に対応させれば、「一度しか会ってないのに覚えられない」と自信を失うのではなく「何度も出会うことで覚えられる」とポジティブに考える方がより現実的です。

阿野先生のお話は面白く、何度かお会いしたことがありますが、タメになる話ばかりでした。書籍も多数出版されているので興味がある方はリンクからお買い求めください。
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オススメは1日100語。覚えられなくても気にしない
よくあるのが「1日15語」のペースですが、私はあえて「1日100語」を推奨します。
完璧に覚えることを目指すのではなく、「わからなくてもまた会えばいいや」と割り切ることが、結果的に広い語彙の埋められない穴を埋める近道になります。
この「まずは自分で取り組んでみる」「わからなくても続ける」姿勢こそが、学習指導要領で強調されている:
“主体的に学習に取り組む態度”― 中学校学習指導要領 総則より
の育成につながります。
また、このような学び方は結果的に、
- 知識・技能(語彙の増加)
- 思考力・判断力・表現力(英作文や会話での活用)
の基盤になっていきます。
アプリで“再会”を自動化しよう
ターゲット1200公式アプリ「ターゲットの友」では、覚えた単語・苦手な単語を自動で記録してくれます。


通学中の5分でも、再会のチャンスに!
具体的な方法は、
- 書籍を購入する
- アプリをインストールする
- アプリで音声を聞きながら書籍を見て真似して発音する(絶対に書かない)
- 覚えたら紙にチェックを入れる(下記資料参照)
ぜひ使ってみてくださいね。
文法は「使って整理」が王道。理解からアウトプットへ
「文法が苦手」と感じている中学生は多いですが、それは無理もありません。
なぜなら多くの場合、
- いきなり難しい問題に取り組まされる
- 文法用語を暗記させられる からです。
文法を身につけるには、次の3ステップが効果的です。
① 意味のある例文で“使って”覚える
be動詞、一般動詞、助動詞など、それぞれの文法項目は実際の英文の中でこそ意味があります。
たとえば:
- I am a student.
- He plays soccer every day.
このような日常的な例文で文法の意味を感じ取りましょう。
② 図や表で整理して“見える化”
「be動詞と一般動詞のちがい」「疑問文と否定文の作り方」などは、図で整理すると理解が早まります。

簡単な表ですが、こうやって一覧表にするだけでも違いが明確にわかってきます。
③ アウトプットで確認。書いて話して使う!
「覚えたつもり」を防ぐには、問題集やワークシートで実際に手を動かすこと。
また、英語でペアトークや自己紹介など、話す場面を作ると定着率はぐっと上がります。

発言のチャンスは自分から掴みにいかないとなかなか巡ってはきません。ぜひ、ここでも能動的(主体的)に動く人になって、チャレンジしてください!失敗は成功の母です。トライ・アンド・エラーを繰り返していきましょう。
文法書でオススメなのは大西泰斗先生の書いた「一億人の英文法」という本です。
単なる知識の詰め込みに限らず、英文法などの理由から丁寧に教えてくれる名著です。英語教育者のみならず、英語学習者も必携の一冊だと思います。
![]() | 価格:1980円 |

リスニングは「毎日3分の習慣」で伸びる!
リスニング力を上げたいなら、とにかく毎日聞くことが大事です。
ただし「聞き流すだけ」では伸びません。
最初のステップは、
- 音読+シャドーイング
- 教科書の本文の音声を自分の声でまねる
から始めるのがおすすめです。

最近は教科書に二次元コードがついているものが多いと思います。そこから音声を真似して発音してみる、聞いてみるをやるだけでもかなり違います。ここでは量がポイントになります。
ステップアップには「BBC Learning English」
中級〜上級者向けには、YouTubeのBBC Learning Englishがとてもおすすめです。
- 英語字幕付き
- ネイティブ発音
- 学習テーマが豊富
通学中や朝の支度時間などに“ながら学習”する習慣をつけるだけでも、リスニング力は確実に上がります。
まとめ|英語は「量と習慣」で誰でも伸ばせる
- 英語は積み重ねがすべて。毎日100語に触れるのが効果的
- 完璧主義より「出会いの回数」を増やす
- 文法もリスニングも「理解→整理→使う」のステップが大事
- 教科書だけで終わらせない。「自分で英語に触れる工夫」が未来をつくる
今日の5分が、1年後の英語力を決める――そう信じて、まずはひとつ、やってみよう!

まずは「先手必勝」です。何もしなかった人よりも、なんでもいいから行動できた人の方が勝つのは世の中の常識です。英語でも人より先に行動して、明るい未来を自分で切り開いていきましょう! See you! 👋
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